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私小説。
前の記事の続きのような話になるが、
以前、勤めていた会社にも「心のオアシス」は何人かいた。
その中の一人は、背がひょろりと高くて、服装のセンスがよくて、
私は一目惚れ的に「萌え」たのだった。
私がそういうふうに好んだ人は、大概、私のことを恋や愛として好きにはならない。
私の中のそういう経験則はさておき。

彼は、恋をすることが生活のデフォルトになっていて、
そういう人の性質のことを私は「恋愛体質」或いは「恋愛気質」と呼んでいる。
私が彼の近くにいたとき、彼は新しい恋に燃えていた。

彼は、ぶっちゃけて言うと、とてもヘタレだった。
どう説明していいかわからないが、とにかくヘタレだった。
恋に関しても、夢に関しても、生活に関しても。
それは端で見ている分には微笑ましくもあり、そんな彼に私は時々はっぱをかけたりした。

私が会社を辞めてしばらくして、彼を含んだ数人の人達と呑む機会があった。
その時、彼は失恋したばかりで、とてもとても落ち込んでいた。
なぐさめていたら、酔った彼はこっそり「ハルイちゃんの家に行きたい」と言ってきた。

寂しいんだろうな、と、思った。

まあいいか、とも思って、承諾した。
打算もあった。
その日、奇しくも私は生理中だったのだ。

部屋にあげて、布団を敷いた。
元々アルコールに弱い彼は、すっかりべろべろだった。
「生理だからセックスはできないよー」と告げると、残念そうにしていた。
酔っていたので、する気があっても、できたかはわからないけれど(苦笑)。
でも多分、この時、生理でなくても、私はセックスをしなかったと思う。

私は彼のアタマを抱いて、そうして私達は、一晩、眠った。

翌朝、帰る彼を駅まで送った。
隣を歩きながら、私は手を繋ぎたかった。
でも、繋いではくれないんだろうな、と、思った。

案の定、というか、それ以降、彼から連絡はない。
私は、まあ、このくらいが楽しいよな、とか、思った。
| ツレヅレ。 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
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