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訣別。
でも……そんな話が一通り終わっちゃったら……
きっと──お互い気づいちゃうんです
「あぁ私たちの間にもう話すことなんて
 なんにも無いんだなぁ」って──
(雪乃の台詞)
 
たまたま正月ではない時期に実家に帰った時のこと。
偶然にも幼馴染みの女子2人に会った。

そして、久し振りに会話を交わして、私は少し動揺した。

驚くほどに、話すことがなかったのだ。

それでも、なんらかのキッカケから当たり障りのない会話をした。
思い返せば、訊いてみたいことの幾つかもあったのだが、
話している時にはなんだか気持ちが焦ってしまい、
自分のことばかり話してしまっていた。
向こうが訊いてくれたおかげで、つまり向こうの方が「オトナ」だった。
もっと腰を落ち着けて話をしていれば会話も膨らんだだろうとは思うが、
そうしなかったことが、要するに、そういうことなのだ。


2人はどちらも歩いて数秒のところに実家があって、
幼稚園の頃からずっと遊び仲間だった。
それでなんと高校まで同じところに行ったのだけれど、
中学生の頃から私一人趣味が違ってしまったこともあって、
2人との距離は次第に開いていった。

それでも、就職して数年くらいまでは、時折会ったりもしたし、
どちらの結婚式(或いはウェディングパーティ)にも出席した。
袂を分かつまでの時間の積み重ねが、私達を「友人」ということにしていた。
と、思う。

しかし振り返ってみれば、双方共に結婚してくらいからは、
帰省しても私が彼女達の家に遊びに行くことはなかったし、
向こうがウチに来ることもなかった。
避けていたわけでは勿論ないが、積極的に交際しようとしなかったことは確かだ。

つまり、お互い感じていたんだろう。
もはや「旧い友達」としての関係しか、私達の間にはないことを。
そして、お互いそう感じていることを改めて思い知って、
それで私は動揺したのだ。多分。


だからといって、今から関係性を変えようというつもりはない。
ただ、そうか、と、認識するだけだ。
そして、次に会うことがあったら、もう少しマシな対応ができるといいと思う。
「旧い友人」或いは「幼馴染み」として、ぎこちなくないくらいの。


冒頭にあげた「オクターヴ」の一節は、
かつてアイドルだった主人公雪乃が、元同僚である来栖ちさとのソロライヴに行き、
しかしライヴの途中でいたたまれなくなって出てきてしまい、
その後にたまたま会った記者にこぼした台詞だ。
雪乃はその後、私とは異なる「訣別」を迎える。
作品のキモというか本筋はまた違うところにあるので
(ぶっちゃけると女性同士の繋がりなのだが)、ここだけ抜き取るのは少し躊躇したのだけれど、
いつものことなので気にしないことにする(苦笑)。
なお、この台詞が入っているのは第12話で、おそらく1巻ではない。
| ヒトノコトノハ。 | 15:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
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