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ヒトが求めるモノ。
もう結構、以前の話になるのだけれど、
「結婚を前提につきあって欲しい」と、望まれたことがあった。
実は「結婚を前提に」というより「同棲を前提に」という思考がメインの
申し出だったというふうに、私は記憶している。
……いや、やはりそれも違うか。
「情熱を抜きにした男女のつきあい」を、彼は考えていたのか。

その人とは積算時間としては出会ってから間もなく、
突然に、しかも内容的に或る意味では衝撃的な告白をされて、私は結構びっくりした。
この申し出は、お見合いに近かったのかもしれない。


共通の趣味がある。
結婚や恋愛に対して或る種の利害関係的といった考え方を持っている。

彼は、そういうふうに私を読んで、それで打ち明けた。誘ってみた。
もちろん、そこには「好き」というファクタもあって。
直接、突っ込んで話を聞いてみたら、彼の友人が
「友達同士みたいな夫婦関係」を、うまくやっているようで。
そういうのがいいなあ、と、そう考えているようだった。
それから、彼はその時、実家で家族と暮らしていたのだが、
経済的な理由から、2人暮らしなら家を出やすい、というファクタもあるようだった。


確かに私は、結婚する可能性として打算を考えている。
そして、恋人という存在を前提とした情熱としての恋をする気がない。
20040811ほぼ独身主義。20040819対幻想。参照。

単純に「恋人としてつきあいたい」という話なら
「貴男のことを、そういうふうに好きとは思えないから」で済む話だったかもしれない。
けれど、彼の申し出は、それとは少し違った。
それは相手によっては、とても打算的だけれど、その分、現実的で、
受け容れ易い考えなのかもしれなかった。

ただ、一番大事(だと、少なくとも私が考える)な点で、
私と彼との考えには相容れないところがあった。

それは、私は他人が自分の生活に介入することを許容する余裕があまりなく、
その壁を乗り越えられない限り「友達のような恋人関係」を築くことも、
ましてや一緒に暮らすなどということも不可能だと考えている、ということで。
そして、その壁は私にとっては、とても高いものだということで。
20040813他人と暮らすことができない。参照。

彼は「ハルイさんでも、相手のことが好きじゃないと
 一緒に暮らしたりはできないと思うんですか」と言ってきた。
それを聞いて、彼の構想は少しリアリティに欠けるな、と、私は思った。

だって、ただでさえ独りでいるのが気楽だと思っているのに、
どうして恋情も愛情も湧かない人と一緒にいられるというのだ。
私は独りでも暮らしていけるし、そういう関係になるなら縛られる部分は出てくるし、
萌えない人とはセックスしたくないし、単に打算なら、彼でなくてもいいのだ。


彼は「じゃあ、時々会って、一緒に遊んでくれませんか」と言った。
私は「期待しないでください」と断った。
その時の私は、独りの時間を捻出するために、
かなり限られた大切な人達との時間すら潰そうとするほど余裕がなかった。
他人と関係するということは、
自分(=自分の時間)を、その人とのために割くということでもある。
私は、彼に対して、そうすることはできないと思ったのだ。

彼は、潔かった。
自分の想いと考えを、きちんとカタチにしようとしていた。
私の話を聞いて、納得してくれた。
それは誠実な姿勢で、だから私も、誠実に応えようと思った。

彼の考えは私には受け容れられないもので、
或る部分では苦笑ってしまうような内容もあったけれど、
彼のその姿勢は、今でも好ましく思える。
| シコウノフキダマリ。 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
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