スポンサーサイト 2020.05.05 Tuesday
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先の投稿で語ったように、40代を迎えてから、身体のあちこちに不具合が現れた。
けれど、その一方で、歳をとって良かったこともあった。
昨年のことだけれど、会社から駅に向かう夜の道で、そのことにふと気づいたんでした。
「アセクシャル」とか「ノンセクシャル」という言葉があることを最近知った。
知った時に、もしかして私は、少なくともサカッていた若い頃を除けば、
「ノンセクシャル」なのかな、などと思ったけれど、やっぱり当て嵌まらないようにも思う。
さておき、性的指向にも様々な種類があることが世に知られ、言葉を与えられていっている。
愛い奴
小野塚 カホリ
「変な話だけど、レイプされた女の人は大多数が自分が悪いって思っちゃうそうよ。」
「どう見たって男のほうが馬鹿なのに。」
「周りの人間だって、彼女が悪いって思う。
彼女にスキがあったとか。夜道を歩くからだとか。」
「けど、それって彼女が悪いの?
彼女が女だから悪いって言うの?」
(さをりの台詞)
「私、女、捨てたくないから」
そう言われてもやっとしたことがある。
もやっとしても、なんでもやっとしたかは、その時には大概よくわからないもので、
そして大概、後になってから理由がわかる。
頭の回転が遅い。つまり頭が悪い。
江國香織
世のなかの、結婚している(あるいはしたことのある)たくさんの人たちが、
結婚について多くを語らないのはなぜなのか、自分がしてみてようやくわかった。
(中略)
単純に、みんな口をつぐむしかないのだ。
その結婚があまりにも特殊で個人的で、偶然と必然がねじりパンのようにねじれていて、
説明不可能な様相を呈していて。
前の投稿から10年くらい経ったかと思ったけれど、ギリギリせーフ。
2年なんてあっという間だからね。
2004年に開設してから16年。
30前だった私も40を5つも超える歳となりました。
随分長く生きてきたなあ(笑)。
ハチミツとクローバー (9) (クイーンズコミックス―コーラス)
羽海野 チカ
「もし好きな女に何かあった時さ
「何も考えないでしばらく休め」って
言えるくらいは
なんかさ
持ってたいんだよね」
(真山の台詞)
もう、しばらく前のことになるが、20070423結実のトキ。 や
20070814怖れているのは何か。或いは誰か。に書いた彼が、その彼女と結婚した。
前回書いた20070423結実のトキ。の彼と、連絡がとれなくなってしまった。
正しく言うなら、メールを出しても返事がこない、ということで、
だから、私がもっと積極性をもってアプローチしたならわからないことではあるのだが、
それをしないことで、私は決定的に彼との間(あい)が壊れてしまうことを、怖れている。
MEN'S NON・NO (メンズ ノンノ) 2007年 02月号 [雑誌]
2月号の「MEN'S NON-NO」に面白い記事があるというので女子数人で盛り上がった。
興味深かったので抜粋して掲載してみようと思う。
大学時代の友人からの年賀状に、
かつて私の恋人だった人が今度結婚する、というようなことが書いてあった。
それを読んだ私は、驚きと喜びと安堵と感傷が混ざったような、
それでいてひどく遠い何かに接っしたような気持ちになった。
気づけば半年以上も放置してしまっているのだけれど、
以前20050502いずれ訪れるその日まで。で書いた「突然(の)終わり」
というわけでは、実はまだなかったりする。
ただ、書きたいと思っていたことは、さすがに、というか、大分減ってきていて、
もしかしたら、そろそろ収束には向かうのかもしれない。もしかしたら。
友人と朝方まで呑んだ後、その友人宅までタクシーで行くことになった。
線路沿いの狭い道路を走っていると、すぐ前の車が停まって、
どうやら、入り込もうとしていた道に入れなくて、にっちもさっちもいかない様子。
どう見ても一般庶民仕様ではないその車に私と友人は不安を覚えたのだが、
まあ、そのうちどうにかなるだろう、と、たかをくくっていた。
59番目のプロポーズ キャリアとオタクの恋
アルテイシア
「なんであんたも一緒に食べたものを私が洗ってるわけ?
なんであんたはさっさと暖かい部屋でジャージでくつろいでるわけ?
なんで私はスーツのまま寒いキッチンで洗い物をしてるわけ?
私、疲れてるって、一食しか食べてないって言ったじゃない! 」
(アルテイシアの思考)
以前、とあるオフ会で知り合った人達10人ばかりで
カラオケに行ったことがあった。
知り合ったきっかけがきっかけで、年齢も職業も様々。
20〜30代で、学生も会社員もいて。
男女比は7:3くらいだったと思う。
たまたま私の隣に座った男性が、酔っ払ってセクハラまがいのことをしてきた。
と言っても、肩や腰に手を回してくるくらいのものだったのだけど。
私は「あーあー」と苦笑いの心境で、でも、オオゴトにもしたくなかったので、
しばらく、やんわりその手を避ける試みをした挙げ句、
適当なタイミングで席を替わることにした。
そしてアタマの中で「この人は要注意」とメモをした。
少し前のことになるが、珍しく体調を崩して熱を出した挙げ句、
出先で気を失って倒れ、その拍子に頬骨を折り、入院・手術、ということになった。
突如おとずれた不運の中で、「独りで生きていくこと」ということを、改めて思った。
それは、独りで生きていくことが、いかに大変か、というようなことではなく、
私の中で「独りで生きていくことに対する覚悟」みたいなものが
ちゃんとできてるんだなあ、と、再認識した、ということだ。
予告通り、前回の続きのようなものを。
「スカーレット・ウィザード」に出てくるヘレンは、
結婚したくなくて既婚男性と関係してばかりいる。
彼女は、結婚に対して、というより、「結婚」という言葉に対して、
あまりよくない印象がある、と言う。
二人で一人だと決めつけられて身動きできなくなるような、
互いをがんじがらめに鎖で縛り合うような。そんな気がするのだ、と。
「対幻想」に抗っているようで、興味深い思考だと私は思った。
既に恋人がいたり結婚したりしてる人に、つい惹かれてしまう人がいる。
それは、「相手がいる=他の人にとっても魅力的」という判断(或いは印象)か、
略奪するのが好き(優越感、勝利感、或いは「隣の芝生は青い」的思考)か、
恋愛でない関係を作りたい、というあたりが理由だと思う。
スカーレット・ウィザード〈2〉
「あのな、海賊。言わせてもらうが、毎朝毎朝半自動的に作動するような代物に
『でりけーと』などという表現を用いられても、我々女性としては非常に理解に苦しむんだ」
(ジャスミンの台詞)
実に10年振りに某ビッグイベント(言うまでもなくコミケ)に参加した時のことだ。
私と行動を共にした某嬢とは、とある本を探していた。
カタログで見つけて、すごく気になってしまった本(というか、カップリング)で。
それは。
いたいけな瞳 2 (2)
吉野 朔実
「ホモこそ少女の自己完結した世界にふさわしい」
「『男になりたい!』でも『男に愛されたい!』
この矛盾はホモの世界でしか満たされ得ないのです」
(第7話 少女漫画家の瞳には三等星の星が光る」/甘粕の台詞)